ダンスのこと。

松竹んとき・・いや×コンくらいかなあ?そのくらいから薄々感じていたもやもやというか、「???」と思っていたことがあるんだけど、今日みていてなんとなく勝手に納得した。完全に主観で好き勝手言ってるだけなのであしからず・・・。あたしはそう感じた、ということのメモです。


翼さんのダンス、というか踊り方、というか、全体的なことなんですが。 ずーっと少しずつ違和感が芽生えてきてたんですよね。それは・・・ぱっとみて「?」と思うほどの「振りのコンパクト化」。この件に関してはだいぶ前からちらほらと書いていたと思うのですが・・・。
だんだん、どーしてそこコンパクトにしちゃうの?はしょりなの?と徐々に感じていってたし、日生公演では足のこともあり「本調子じゃないのかな」ということも含めよりコンパクト化していたように感じた。今日見るまでは「本調子じゃない」のか「ダンスの変化」なのか判りかねてもいたし。
そして今日思ったこと。なんというか、「細かすぎて伝わりにくい丁寧さ」に変化しているのかなーっていう・・。はしょろうと思ってはしょっているわけでもなさそう、足も調子はいいみたい、ダンス自体を気を抜いてやっているわけでもない、よくみると細かい丁寧さに磨きはかかっている、・・・と感じられたことから行き着いた結論でした。(もちろん自分の中で勝手にね。)
あと、また違ったことだけど、例えば十六夜に代表されるような「緩やかで上品なダンス」が急激に巧くなっていると思った。と同時に、プライド〜に代表されるような「キレあるリズミカルなダンス」は、強弱のつけ方が甘くなっているような気がする。
私が翼さんダンスに惚れ込んだきっかけが、まさにそのキレだったりクセの強い強弱だったりしたから、ここに関しては「うーん」と最近思う・・・。あたしの好みからは遠ざかっているのかも。そういうクセが好きすぎて注目しすぎてその変化に違和感を持ったのが今回の「?」の始まりだったし。くるぞ!くるぞ!・・・こない??の繰り返しでちょっと鬱憤がたまってたんだよね。笑 不完全燃焼感というか。  ・・でもよくみると決してはしょってるわけではなかったんだ、ただ細かすぎて一見流されてるようにしか見えなかったんだ。(あ、でもGO ONの手のひらを「トン・ストーン」ってとこは確実にはしょってるけどね!!(T▽T)) コンパクト化してるのは事実だけど、ものすごい細部への力の入り方や丁寧さは半端ないかんじ。すっごい注視しないとよくわからないんだけども!_| ̄|〇 うーん、これからは観るツボ変えなきゃかな・・・
そして前述の「緩やかで上品なダンス」ね。これは・・・・すごい。ほんとにすごくなってる。ほんとうに「舞ってる」かんじ。これこそがフラメンコレッスンの二次的産物だろうか?ふわり感とはほど遠い、力強くしなやかに弧を描くあの腕の動きは芸術的だと思う。 元々手のひらの所作の美しさ(大きいし広げるととても印象的)が際立つ人だけど、あのしなやかな腕と相まってしびれるほど美しいんだ。 今日は本当に観ていて涙が滲んだ・・・。あまりの美しさに鳥肌が立った。
今現在の今井翼ダンスの醍醐味は、この「力強くしなやかな腕の舞」なのかもしれない。

(極端に二つを例にあげていますが、またそれとも別ジャンルのダンスもありますし、全てを指しているわけではないのですけどね。)