鴨川ホルモー/三匹のおっさん/フリーター、家を買う/キケン/天地明察

感想かけてなかったので上げなおし、とプラス。

鴨川ホルモー (角川文庫)

鴨川ホルモー (角川文庫)

はじめ文体がねちっこくて「うぅ・・」と思ったものの、はまりこむとずるずる入っていったー!ホルモーってまじでなんぞや?と主人公たちと一緒に疑心暗鬼になって、いざ見せられても「はぁぁ!?!?」とまだ疑心暗鬼だったwああでもほんとに奴らはいてほんとに戦うのか・・・びっくりだよ!! 眼鏡の女の子(名前失念・・)の素晴らしい軍師っぷりとかたまんなかったー!!そして片思いとか・・・もえますな!!!(´∀`*) 戦いの様子もなかなかゾクゾクしてよかった。楽しく読めましたー。
三匹のおっさん

三匹のおっさん

有川作品ではこういうのって初めて読んだなー!まぁ、メインがご老人っていうのが(笑)町内規模のトラブルシューターものというかんじか。おっさんたちもよかったけどやっぱり孫側の恋愛が甘酸っぱくてよかったですww トラブルシューターものっていっぱいあるけど有川さんのでははじめてかなぁ?たくさんあるぶん比べてしまうけど、わたしの中ではやっぱり石田衣良が随一みたいだ。IWGPは超えられない。
フリーター、家を買う。

フリーター、家を買う。

これもまた読んだことのないかんじだった有川作品。はじめのほうとか読んでるとちょっとイラっとした記憶がある。主人公のちゃらんぽらんさに腹が立つだけなんだけど。そして母親の精神病は本当に読んでて気分が暗くなってくるよ・・・つらい。想像せざるをえない。けれど、そこからの脱却が、ほんとだめでだめでだめすぎで底辺もいいとこだった主人公が、ゆっくりちょっとずつでも好転させていく様は思わず感情移入。そしてねーちゃんの強さ!!!鬼姉をもつ身としては同調せざるをえn(ry  ほんっと、どん底に落ちてからの這い上がり話は、読んでてつらい部分もあるけどほっとするというか・・ほうっとするというか。終盤は気持ちよく読めた!
キケン

キケン

有川さんの描く若者はやっぱりいいなぁ!!理系男子の世界ってほんと憧れるよね〜という。わたしも理系だったけど、なんかやっぱり男の子たちの世界ってちがうし絶対入れないものだったから羨望がすごくあった。キャラがすっごくよかったけどちらっと「なんかハチクロににてる・・」(森田さんと竹本くんあたりに)と思ったらとまらなくなってちょっと微妙な気分になってきた・・(´・ω・`)  しっかし学祭の雰囲気ってのがもうほんっとに「わっかるぅううあああ!!!」てかんじでちょう興奮した!!!大学の学祭ってあんなかんじだぁすげえ懐かしい!!めちゃくちゃ楽しかったもの。学祭ってやっぱりつくる側が一番楽しい。無駄にも思えるものに命かけてみんなで死ぬ気でつくっていくのが!人間関係も濃いんだよね〜。あんなに熱くなれることってもうないと思う・・。
天地明察

天地明察

もう、もう、素晴らしいの一言。こんなに素晴らしい小説は本当に久しぶりに読んだ。江戸時代初期の城付の碁打ちと数学と改暦のお話。カタそうに見えるけどするするさくさく読めるのもびっくりだ。春海の人柄もあるよな。あの一生懸命さだとか。助けてくれる数々の人達とか。そして関さんの存在が絶妙すぎる・・・!!数学の、無名の飛びぬけた天才。過剰なまでに意識しながらも顔を合わすことのない二人。なんですかこれええええうおおお燃える!!!!><>< あがったりさがったり、紆余曲折がありながらもゆっくりゆっくり進んでいく春海の人生に、毎日のめりこむようにして読みました。 驚くべきはこれが実在の人物だということだ・・・。 今年読んだものの中ではダントツ1位です個人的に。これ読まないと人生損かもってくらい良かった。出会えてよかった。


そしてついにかねてから目指していた有川作品コンプリートが叶ったようです。目指していたけど終わっちゃうと死ぬほど寂しいよおおおおおお!!!!!!!!最新刊(キケン)まで読んじゃったからほんとにもうない・・・ うおおおおおおん!!!!!!!。゚(゚´Д`゚)゚。
それからやってなかったんだけど去年の本の集計をしました。67冊でした・・・100に全然届いてねぇ!!!wwwwwwもうちょっとがんばりたかったけどいつも寝る前にしか読まなかったりするからなかなか進まないんだよね・・・。
その中での個人的に随一だった作品は、

導きの星〈1〉目覚めの大地 (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ)

導きの星〈1〉目覚めの大地 (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ)

空の中 (角川文庫)

空の中 (角川文庫)

でした。小川さんと有川さんに出会えたことが去年最高の幸せだったと思います。読書的な意味で。もっともっとあれもこれも良かったぁ!!!!!って上げたいものいーーっぱいあるんだけど!!!ムリヤリ選別するならこのふたつかな、っていう。「空の中」はちょっと前にまた読み返してしまったし!>< 「導きの星」は濃いぃので安易には読み直せないんだけど、こんなにもじっくりと全く別の世界に一緒に生きていくように読んだ小説って稀だったから。いやわたしはのめりこみやすいんだけども!基本的に!><><どーしても好きだとね!入っていっちゃうよね!
最近でもやっぱり、読書してる時が一番幸せだなぁ〜〜・・・と感じる時間です。もっと読みたいぞ・・・!できるだけ・・・ いや・・今年は減らすつもりなんだけど・・・・っっ!!