硫黄島からの手紙

年内最後のレディースディ(しかもレイトショウ)で空いてるだろうし、時間もあるしで観て来ました。


こわい。ものすごくこわくて何度も目を背けた。耳も塞ぎたくなった。リアルすぎてこわくて、本当に目の前で起こっているような臨場感。いやだ。もう二度と観たくない・・。元々戦争映画はホント苦手なんだけども・・・でも生きている誰もが忘れてはいけない事実。目を背けてはいけないこと。どんどん、戦争を知る(または語り聞かされていく)人間が少なくなっていってるわけだから、こういうものは絶対に知っておくべきなんだ。   映画は、淡々と、というほど実録的なものでもなく、かといってちゃちなドキュメンタリーのようにドラマチックなわけでもなく、ただ、その事実を時系列に追っていったような感覚。あんまりこういう感覚の映画ってないなー・・とも思った。下っ端の若者視点というのが感情移入しやすく、またその視点ってあんまり観たことなくって。 戦争なんて百害あって一利なしだ。自分が関わるのも大事な人たちが関わるのも絶対にやだ。・・ただそう思いました。
・・・余談ですが西郷(ニノ)の奥さんの名前が私の本名と響きが酷似しててはじめ聞いてどきっとした・・。だってニノが優しく呼ぶんだもん・・・泣  ともあれ、ニノは名演でしたほんとに・・。ニノだって思うより西郷って思って観ちゃうもんな・・。すごい演技力っ。でもこれ主演って渡辺謙さんだよね・・?圧倒的に目線がニノ側な描き方だったから完全に主人公はニノだった気がするよ・・・。でも謙さん伊原さんのあのキャラがすごくすごく良かった。人柄が!あんな上官最高。