Gボーイズ冬戦争/植物図鑑/クジラの彼/まほろ駅前多田便利軒/煙突の上にハイヒール

読んだものメモ。追記終了。今回ほんっと好きなものだらけだからつい熱く・・w ああー分散して読めばよかったってくらい好きなものだらけ!!!豊作だ・・・


Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII (文春文庫)

Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII (文春文庫)

IWGPはどれも大好きだけど、この回はすっげー興奮した!!楽しかった!!やっぱりキングが出張ってくると俄然楽しくなるなー。マコトとキングの微妙な関係性がスキダ!キングのマコトに対しての信頼とか尊敬とか友情とかが、ちょびーーーっとずつ見えるのが好き。 表題作も良かったんだけど、冒頭の話も好きだった。てかこの本では一番面白かった。オレオレ詐欺の話。彼の特技はスゲー!そして彼とてもいいこ。この話が良かったのは最後のオチが最高だったからだ。
植物図鑑

植物図鑑

大好き有川浩さんの軍事モノでない小説。タイトルで敬遠してたんだけど、読んでみたら全くイメージ違った。 有川さんの恋愛の書き方がものっすごく好きで、わたしはいちいちシンクロしてしまう。小説で泣いたってのは有川さんしかいないんだ。この本ではないけど。でもこの本でも終盤があまりにも切なくて自分がやたらと主人公から彼をみている気持ちに完全に入っていたから、一緒になって「なんで!?どうして!?」と苦しくつらい気持ちになった。好きなのに離れられていくつらさは何度も味わったからな・・・(・・・) 自分が読みたいと思う少女漫画が少ない昨今、それを有川作品で補完できている。20歳以上のリアル恋愛だからなー有川さん。 設定はベタベタなのに(完全にきみペといえばきみペ)こんなにもぐりぐりくるってのは有川さんが本当に上手いか私とのシンクロ率が高いからだと思う。 あと料理食べたくなった。
クジラの彼

クジラの彼

オムニバス。最初から読み始めて「あれ・・?」と思ったんだけど表題作、「海の底」のスピンオフじゃまいか!!うああああ冬原さんん!!!!「海の底」「空の中」はすっっごく好きな有川作品なので(というかキャラがすんんんんんごい良かった大好きだった!!)なのでこの二作品のスピンオフが読めてめちゃめちゃ嬉しい!!! あー、冬原さんみたいなひといないかなーめっっちゃ好みなんだけど。つーか図書館戦争でいう小牧教官なんだけど。図書館戦争の堂上教官・小牧教官コンビと、海の底の夏木・冬原コンビはまんっま同じだよなー。だからワンパって言われるのかもしれないけどあたしこういう2人が大っっ好き!!!だもんだから好みのドツボです。全然、毎回こういう人でいいよ(´∀`)  有川さんてわたしにとっては、ものすっごーーーく、「欲しいときに、まさにそのタイミングで、欲しい言葉でダイレクトに表現してくれる人」なんだよね。でもって理屈のこね方(キャラの思ってることの)、感情のスピード、がすっっごいちょうどいいの。わたしにとってはね。だから毎回めちゃくちゃ気持ちよく読めるというか引きずり込まれる。有川作品、コンプ目指してちまちま読んでるけど、読み終わるの勿体無さすぎてつらいよ・・・。
まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

三浦しをん作品。買って読み始めてしばらくしてなんか馴染めなくてちょっと放置しちゃったんだけど、読むものなくなって(笑)再開したらなかなか面白く読めた。一話完結のが何本も入って作られているし、基本的に便利屋とかそういう事件モノ的な話だから、確かにわたしはそういうの好きなんだけどそういうのってたくさんあるからどうしても一番好きなものと比べちゃうなー。わたしの中で石田衣良の群像モノを抜くものはないんだよね。好みの問題でね。だから多少ダラダラと読みつつも、でも行天がいいキャラだったんだよなー。ああいう飄々とした系って好きなんだよね。 しかし作者が腐女子ってほんとわかりやすい作品だったwww腐じゃないわたしですら「あぁー」と思ったもん。当たり前だけどそんな描写はないが。こんな2人の関係性から妄想する人は多いと思う。というかしやすいと思う。つかふと検索したらそれらしき検索候補でいっぱいじゃねーかwwwwww  ところでこの舞台は町田ですよね?わかりやすかったww親近感ww
煙突の上にハイヒール

煙突の上にハイヒール

小川さんの短編集。なんじゃこのオサレなタイトルは・・!小川さんどうしちゃったんだ!?と思ったけど読んだらやっぱり小川さんだった。(笑) 小川さんの書くハードSFは大っ好きだけれども、現代(近未来?)の中に投げ込むハイテク科学がすんごい良い!「こんなのあったら面白いな、でもまだ開発されてないかな、いやもしかしたら既に存在はしてるのかも」くらいの、ちょっと進んだ科学技術がいいんだよ!!! 淡々と書くのにじんわりくるキャラの色が小川さんっぽくてわたしは好きだ。押し付けがましくないのもいい。 この本では表題作と、勝手にアンドロイド開発しちゃう青年の話がよかった。最後切なくてすきだった。・・あーでもどの話もよかった!>< 小川さんほんとすきー。


この後読むものが途切れ・・・でもどーしてもテンションがコッチ寄りだったから下記二冊を再読。夏に読んだばかりなのにまた読んでもやっぱりすげーーーーーー引きずられて入り込んで大好きでたまんなかった・・!

空の中 (角川文庫)

空の中 (角川文庫)

海の底 (角川文庫)

海の底 (角川文庫)

空の中はすっげーーー良作だと思う。人に本を薦めるのが大の苦手なわたしが、誰彼構わず薦めたい・・と思える本だった。海の底はとにかくキャラがイイ!!!!!!!!あー、どちらも大好き・・・・・。 有川さんの自衛隊三部作であと塩の街だけ読んでないんだよね。どこにも売ってない!!!ああ・・ネットで注文するしかないよなぁ・・。