ラッシュライフ/重力ピエロ/アヒルと鴨のコインロッカー

伊坂幸太郎3連発。

ラッシュライフ (新潮文庫)

ラッシュライフ (新潮文庫)

なるほど、こういう文体の人なのか、と掴みかけてきた自分的伊坂作品4冊目。内容はまあまあ。時間の感覚がわかりづらかった。そこが面白いところなんだろうけど・・よくわからなかった。
重力ピエロ (新潮文庫)

重力ピエロ (新潮文庫)

はじめて「面白い!!」と思った伊坂作品マイ5冊目。どうなるのーどうなっちゃうのーとわくわくして読んでいった。春がすき!春が良いキャラすぎてものすごく引っ張られていった。が、終局へ向かってネタが揃ってきたらわたしのテンションは下降していってしまった。
アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

河崎さんが良いキャラだった。・・単にわたしが美形に弱いだけな気もしてきた/(^O^)\(重力ピエロの春も美しいという設定) ネタバラシまではぞくぞく読んでいたけどやはりその後はテンション下がるなー。内容はまあまあ。

・・・・・うーん、面白いんだけど。面白いのは間違いないと思うんだけど、なんでこうあんまりテンションあがらないんだろう。姉が「伊坂作品をこれから読めるなんて羨ましい!できることなら記憶消してでももう一度初見で読みたい」とまで言っていたからハードル上がりすぎた?(いやハードルあがっても面白いものは面白いしなぁ) なんとなく文体やクセはわかってきた気がする。キャラの系統だとかも。基本ミステリなんだろうしナゾだとか犯人は?的なわくわくがもちろんあるし人物像の面白さや伏線、絡み合う偶発的事件(これがきっと伊坂作品での人気のミソなんだと思うが)は面白いと思えるんだけど・・・  なんとなくあれなんだろうな、わたしにはこの文体がびみょうーーーーに合わない??のか??いや合わないっていうかむしろやっと慣れてきて面白くはなってきたんだけど(ちょっとクセ強いよね)、きっとわたしは文章にもうほんのちょっとの情緒が欲しいんだと思う・・・。あっさりざっくり淡々と、ていう文章がダメなわけじゃなくむしろ森博嗣とかまできたら大好きだし(最近のは読んでないけど)、有川浩くらいどっかんどっかーん!!しろなんてとても言わない(あれは好き嫌い激しいだろってくらい熱苦しいよねw)けど、淡々と理屈っぽいくらいなのがなんか物足りないのかも。お話がもっと面白かったらもっとハマル気もするんだけど・・。
でも気になるし刊行されてるのも多くないからいずれコンプを。ここまでくるとむしろなんでビミョウなのか気になるんだよ。(笑)

やっぱりわたしは石田衣良が今は一番合ってるみたいだ。当たり外れも多いけど個人的にはw 作家を比べること自体がナンセンス過ぎることだけどな!  そいや「シューカツ!」読んだけど面白いけど微妙だった(笑) いや面白いしやっぱ石田さんすきだけど、一番求めてるのはこういうのじゃないっていうか(笑) まあ、若者の話なだけいいかも・・・w