東京DOLL

東京DOLL (講談社文庫)

東京DOLL (講談社文庫)

いくつかの衣良作品を読んでいてなんとなく思ってきたんだが。終わり方のこの微妙な不完全燃焼感がわりと好きかもしんない。初めて読んだのはアキハバラ@DEEPだったんだが、その時に「ええええ!?」と思ったんだよな。もうちょっと、あともうちょっと続きまで書いてくれないかなあ・・と。でもこれがだんだんクセになってきたというか、その焦らし感にハマるようになってきた。
ゲーム制作現場のことはよく知らないけど、ものづくり的なところでなんだかすごく興味惹かれた。ヨリはすごく魅力的(なように)に描かれているよなあ。絵をかいてみたくなった。MG像は読みながらずっとなぜか、大柄であまりツラがいいわけじゃないけど高級なロングコートでも着ているようなのを思い浮かべていた。多分、ちがうけど。 それにしてもセックスシーンが多い話だったな。
話の展開はわりと好きだけど、内容(結局は女性問題だったりとか)はあまり好みではなかった。ただ、キャラクターがとても魅力的ですごくよかった。