アンダルシアに憧れて・スペシャルバージョン

「アンダルシアをあの時観なかったら、私はここにいなかった」そんなことを思い出しながら。
少クラプレミアム内で披露されていたアンダルシア。DVDを受け取ってきたので早速エサを与えられた犬のよーにハッハッとヨダレを垂らしながらがっついております。
踊っている最新の翼さん映像・・・!


初見の時ははじめ、ん、なんかみたことある・・みたことあるこのへんのフリ、あっこのへんのフリも!・・・・・・・・あああああああSTYLEだ!!!!!!!とか思っているうちに終わってしまいました。そんなもんだー!_| ̄|〇
そして何度も観ております。私は真性の粘着質なので何度も何度も、隅から隅まで、舐め尽くすよーに観ております。その都度見方(というか観点)を変えて更に観ております。
振付のことを言うならほんと、すたいるさんだねほとんど・・!!!そしてちょこっと改良してるかんじ?どうでもいいけれど全く同じ曲を振付変えて踊る時ってごっちゃになったりしないのかなー、なんてたまに思ったりするのですがコレはまさにほんとに全く同じなのでより強くそう思いました。まったくもって素人目線ですみません。踊る側というのが果たして「感覚的に全く違うから混ざることはない」のか「たまに混乱しそう!」なのかちょっと気になる。ところでこの曲アレンジって今井翼オリジナルなんでしょーか?
アンダルシアって激しくDancing!!な曲じゃないですよね。ポージングの連続というか。リズムに乗って踊る曲じゃない。ひとつひとつの「カタチ」を作って魅せていく曲で、そのカタチ(型)を積み重ねて全体を形成していくという、こういうジャンルは翼さんに合ってると思う。合ってるというか彼の良いところがすごく伝わりやすくて良いと思う。
翼さんてその素敵な唯一無二の肢体をいかに美しく見せられるか、という仕草の使い方が非常に巧いと思う。ご本人きっと研究されてるんだろうな、と感じる。以前にも書いたことがあったのだけど、「どの一瞬を切り取っても絵になる」ほどに、見せるためのボディコントロールが抜群に巧いんだ。 そしてフラメンコ以降、特に姿勢と手のひらの動きが更に良くなった気がする。単純に姿勢がよくなった、という意味ではなくて。なんというか踊りに深みが増したというか、表現に説得力が出てきたというか。「表現したい」と思うものに対して、その出来る幅が広がってきたような。これきっと、どんどん磨かれていく気がするので、そんな伸びシロを感じてぞっとします。楽しみです。
このひとは、本当に努力の人だなあ、と思う。少しずつ少しずつ積み重ねていくひとなんだなあと。天才タイプじゃないと思うから。だからこそ自分で模索していけるんだ。人としてももちろんですが、小っっさいながらも作ったり表現したりをさせていただく人間としては、そういうところを本当に尊敬しているのです。なかなかできないです、言葉では言えてもそう生きていくってのは。だって絶対につらいし苦しいし面倒だし疲れます。どんなに好きなことだって。努力できて、更に結果を出せる人って、凄いです。ほんとうに。
ああ、美しい。理屈じゃねぇ。本当は理論とかそんなものどうだっていいんだ。理屈や偏見抜きで惹き込まれるもの、それが全てなんだ。誰がどうとかどうだっていい。私はこの世界が好き。作り出されるこの空気が好き。それでいいや。
今井翼ダンスの更なる進化、ずっと楽しみにしています。