1日1王子。

本当はそうやって一日一回必ず摂取するという類のものではないんだけれども、プレイヤーからDVDがどうしても取り出せない(気分的に)ため、録り溜まっていくHDD内ブツを差し置いても再生してしまう。これこそまさにコウイチaddict。定期摂取する代物ではないというのはどうしてもこれが空気のような存在になることがないと思えるからだ。初見はそのあまりの凄さに圧倒されるだけだったのだが、その後は毎度観る度に新しい発見の連続。その都度溜息。
自分がド正面フェチだなあとつくづく思うのはもしかしたら光一さんの時だけかもしれないなあ、とふと思い当たる。何度も通っているSHOCKをこないだ初めてド正面から観た時にそういえば、あまりの美しさに感嘆したのを思い出す。光一さんのステージングは彼を中心に左右対称の隊列を組んだ演出が多いせいなのかもしれない。一番見せたい、感じてもらいたいと放っているものを一番感じられるのがやはりド正面から観る時なのだなと、背筋が痺れるほど感じたのだ。
それにしても彼は「ソロのステージ」を観せることに関しては天才的だと思う。安易に才能才能言うのは本当は好きではないんだけれど。(なんだか努力を少なからず否定しているようで失礼だと感じることがある・・) 「堂本光一」という自分を最大限に駆使し、余すところなく提供するその演出力には舌を巻くばかり。自分という商品を客観視できているからこそ、そしてその巧みな使い方を心得ているからこそできる技だと思う。ただ、作品を創るということは感覚的なものだし実現するための物理的な計算も含めなければならないわけで、その調理はやはりセンスなしでは不可能だ。
ところでこのコンサートの*1振付師さんはどなただろうと興味がある。特にDeepと下弦のそのキャッチーで印象的なコリオグラフィーはとても曲に、雰囲気に合っていて心地よい。

*1:もしかしたら曲ごとに違うかもしれないが