たぐちソロ。

ネタバレも含みますので全てを隠します。携帯の方は表示されてしまうのでご注意下さい。また、あまりにも内容に関する感想がありませんが申し訳ありません。全て、観たことによる自分の思考のまとめ文でしかありません。どうでもいい駄文です。 あ、絵もかいてません。<私信







ほんとに結局CDを全く聴かず何も知らずに見ました。やっぱり何も知らずに見てよかったと思った。
んー・・初めて観た時の私はというと、はじめのぱんぱかぱーんの所からもう「・・・・は???」とアングリ、微動だにできず棒立ちしながら成り行きを見つめるしかできず、呆然としてたら終わっていました。ちょっと涙ぐんでた。呆然と見つめながらも頭の中ではぐるんぐるんと色々な思考が巡り、真っ白になり、またぐるんぐるん巡り、真っ白になり・・の繰り返しで。なんか最終的にパァーーーーーーン!!!!!!!と何かが弾けた。粉々に砕けた。
内容がじゃなくて、あまりにも、あまりにも衝撃で、あたし、もう5年はファンをやってるんだけど、冗談ヌキで本当に、初めてここまで砕かれた。本当に壊された。あたしが今まで考えてた田口淳之介って一体何だったんだろう。ずっと見ていたはずなのになんっにも、結局なんっにも分かってなかったんだあたし・・ていう衝撃・・かなあ。知ってたはずなのにね、田口がワケワカナンナイ奴だってことは。何しでかすかわかんない奴だってことは。でもほんとにわかってなかったみたい。
あたしほんとに今まで何を知った気でいたんだろう。ダンスがうまいから好きとかツボるとか、踊らないと価値がねぇとかダンスに気合入ってねぇナメんな!とか、本当、何を知った気でほざいていたんだろう。(そりゃもちろん事実田口ダンスはだいっっっっすきでそこは微塵も揺るがないのだけど当然)
あたしはずっと、田口は踊り続けて努力してどんどん上手くなって色んな表現方法を学んで技術も上達させて、最高の田口ダンスを追及していってとてつもない踊り子に成長していくんだと頑なに信じてた。いやそうなってほしかったどうしても。だって唯一無二の踊り子なんだもの。それはコン本編をみてても改めて思ったもの。そういう風にがつがつダンス職人として成長を続けていく様を見ていくのがどれだけ楽しいだろう!って、思ってた。どうしてもそれが見たかった。どうしても!!! だからあまり踊らなくなっていったらどんどん気持ちも冷えて、イライラして、歯軋りして、このまま踊らないんじゃいつかはファンやめるんじゃないだろうかって本気で思ってた。私にとって田口のダンスというのはそういう存在だったから。絶対にないと耐えられない。それを見続けていないと田口を見ている気がしない。田口に価値を感じない。踊らない田口を見ていくくらいならファンなんてやってられない。もういい。って、本気で思ってた。でもそんなものどこにも保証されてなくて怖くて怖くてたまらなかった、ずっと。
でもそんなあたしの浅はかな考えなんて全部、ぜええーーーーんぶ!!!!!ぶっ飛ばしてくれたよあのソロは。踊らないどころじゃないじゃんあれ。なんじゃあのコスプレ。なんだこの曲。なんなんだ一体。まじありえねぇ。信じられない。わけがわからない!!!!!なんなんだよ本当に!!!!!何がしたいんだ田口は!?!?!? とかもう本当にぐるぐるとして。ポカーンだった。頭を殴られたどころじゃない、かち割られたような衝撃。うん、一度殺された。今までのあたしを全部殺された。全部ぶち壊された。
本気ですぐさまそこから逃げ出したいくらいの恐怖だった。でも足動かなかったし目も離せなかった。ただ、不思議と嫌悪はこれっぽっちもなかった。 直後に、いや同時にふつふつと湧き上がってきたのは、未来への展望だった。
田口は踊り子とかそういうんじゃなくって、本当にエンターティナーなんだな、なりたいんだなって、肌で感じた。1年に1・2回あるかないかの、自分のソロを披露できる機会ですら田口には「ひとつの場」としか考えてないんじゃなかろうか。当たり前に続いていってこれからもどんどん色んな自分を見せられる、そのひとつの場としか思ってないんじゃないだろうか。こっちは毎回「今回ソロはどんな踊りなんだろう踊らなかったらどうしよう」とかせせこましく悩んでいるというのに。そんなものの遥か頭上をせせら笑いながらぽーーーんと飛んでいかれた気がした。いや、別にせせら笑ってもいないかもしれない。こっちの事なんか多分おかまいなしなんだろう。もしかしたら先の展望なんかも全然ないのかもしれない。ただこれがやってみたかったからやっただけなのかもしれない。「コレやったらおもしろくね?アハハ☆」て、年に1・2度しかない自分のソロ披露の場で!!!それができちゃうんだね田口は・・  普通もっと気張るだろそこは!数少ないせっかくの自分だけのステージだからなんとかカッコよくしたい!前よりいいものを!とかさあ気張るだろ!!・・田口にとってはそんな場ですら一個の経験でしかないのか・・?そういうのは何年か経たあとに「あんなこともやったなあ」って思い返すもんなんだよ普通はな!!そうやって思い返してみる行為自体が過去のソレを「経験」というものにしてくれるんだよ。 一体田口がどこまで自分の先を展望しているのか、どうしたいのか何をしたいのか、本当にまっっったく知らないけど。実は何も考えてないかもしれないけど(笑)
少なくとも私が勝手にこうだったらいイイな、なんて思い描いてた希望が、本当に狭くて手前勝手なものだったと。完全にぶっ壊された。あたしが勝手に田口のダンスが好きでそれがなきゃイヤだなんて思って、思い込んでいて、勝手に田口のこと決めつけて、それ以外なんてどうでもいいなんてしてた。あー・・・そんな狭量な男じゃなかったねアンタは。ほんと・・・忘れてたよスッカリ。というかまさかそこまでとは思わなかった。そこまでぶっ飛んだ人だとは。初めて知ったよ。長く見続けていたら見続けていただけ変なコダワリは生まれるし、元来意固地な私は絶対に他を認めようとしなかった。自分の欲しいものだけくれればいいしそれ以外なんていらないよ別にって思ってた。欲しいものがあまりにもピンポイントで、そしてそれがとてつもなく好きで好きでたまらなかったから。中毒だしないと発狂するし。それがなくなるのも怖かったから余計に。他を受け入れてしまったら、私の本当に欲しいその一点のものすら薄まるのかも、なくなってしまうかも、と。だから絶対に認めるわけにはいかなかった。他の誰がどうでも、あたしは絶対最後まで田口のダンスを真剣に真摯に隅から隅まで見ていてやるんだと。ダンスで表現できる人の、ダンスこそをちゃんと見てあげなかったら、もう踊らなくなっちゃうんじゃないかって。あたしだけでもいいから求めていたかった。でもそんなのもエゴだってのは分かってた。分かってても。
でもあれを観た時に本当にそういう全てのものが吹っ飛ばされたんだよ。弾け飛んでなんにもなくなった。サラサラサラ〜・・・って残った砂が吹かれていくような。サラ地になって。なんにもなくなったそこに生まれたのは、ただただ、「田口のこれからをずっと見て行きたい」っていう気持ちだった。完全に未知の生物だあれは。あまりにも想像がつかない。何をしでかすかわかんない。どうなっていくのか見当もつかない。だから・・・あまりにも面白すぎる。あんな人見ちゃったら捨てるかついてくか、しかないだろマジで。
どうなっていくんだろう。あまりにもよくわからないけど、とにかく田口は「人に見せたい、楽しませたい」がずーっと一本通ってるんだな根本のところで。太い一本が。だからきっと手段も選ばないんだ。それがダンスだろうがジャグリングだろうが。*1 あんまり「これだけ」ってものに固執しないで、全く物怖じせずむしろ楽しんであらゆるものを吸収していってるもんな実際。そういうものが具体的に何に役に立っていくのかなんてのは分からないけど。それこそどうなるかなんてわかんない。一個一個が身体に入っていくことによって何か全く違うものが生まれてくるのかもしれないし。 もちろんダンスについてはさらに磨きをかけて欲しいけど。(そこで落とすのはさすがに許されない)久々にたくさん見て思ったもの、このひと、やっぱ才能だわーって。才能で踊ってる。変な意味じゃなくてね。・・センスのあるひとがそれを使わずいることに歯軋りする一般人ですけども。いくら田口だって自分がある程度踊れる人だってのは自覚あると思うもん。Jr.の仕事はとにかく踊ることだったわけだし、そこでじゃあだったらそれを磨く!と頑張って本当に磨き上げられてきた自負はあると思うの。普通だったらそこに固執して(というとヤな言い方だけど)、自分はこれだ!と一点集中していくもんじゃないかなーって思ったんだよ。普通はね。センスなんてない人もいるんだから、あるだけ儲けもの。だったらそれで食ってく!てなるのが普通の人なのさ。だから田口スゲーと思うよほんとに。そこだけでも十分食えると思うんだがそれ以外にもどんどん手を伸ばして貪欲に吸収しようというのがね。かといってダンスが疎かになってるわけでもないし。キャパ広すぎるよ・・・。
本当に怖い。怖い人だね・・・。あまりにも自分の想像できる範囲内な人じゃないことに改めて、いや初めてってくらいの・・・衝撃だったからな・・。懐深すぎだよ・・・あらゆることに・・・。
色々ね、考えて考えて、たくさん考えて・・・・・仙台じゃホテルで朝4時まではづきさんと真剣に話し合ったよ酒飲みながらだけど!どんだけ本気なんだっつーくらいの会議だよありゃ・・。おかげで次の日眠いわそれでも頭はまとまらないわで。本気で「いきたくない・・・」とかも思ったし。 そんだけぐるぐるぐるぐる考えて至ったのは、「田口をすきでよかった」ということだった。どうしたって田口じゃなきゃダメだ。あまりに猛毒だけれども。毒を食らわば皿まで!・・・ん?違うな、毒を以って毒を制す!・・・ん??これも違う・・(笑) でも当たらずとも遠からずなところがやっぱり田口って毒系だと思うわ。口に入れるまではわからないのに胃の中でとたんに暴れ出すような。そして依存性最悪な。そんなのをねえ、一度味わってしまったらもう無理。ほんと無理。   そんなわけでそういったことになり、一度殺されてまた生まれた身としては新生田口担としか言い様がないような爽快感。そうなってから見る田口はもうなにもかもが新鮮で、すべてがするりっと入ってきて気持ちイイ。なんでもいいわ。田口なら。*2たぐちすげーーかっこいーーー!!!!(・・・、・・・・・・)だってなんか「はじめまして!!」と言いたい気分だもの。はははははーー。
曲とか内容の感想は一切ないですねすみません。だって持ちようがないんだもん感想。見ながら思ってたことは全部上記のようなこと。このソロ内容がどうとかものすごいあたしには関係ないみたいだ。変な意味でなくどうでもいいし、内容よりそれによって思い知らされたそれらのことの方が遥かに重要だったんです、あたしにとっては。まあ・・楽しそう・・だね・・とか、こっそりツノカチューシャしてる前髪と耳がかわいいとかあの顔がかわいいとか自然に着こなしすぎるそのスタイルがすげーよとかホンモノ*3だ・・とかおもったけどね。ははは(乾) それにしたってそういうの自分には今までなくて衝撃なんだけどね。あたしが般若以外の田口の顔に反応するなんて。 ああくらくらする・・・(考えすぎて酔った・・<弱orz
まあそんなかんじで。ほんとに思ったままを書いてみましたーああすっきり!!行ってよかったコンサート。これを見ることは今の私には必要なことだったんだと心底思う。ソロだけじゃなくて。うん。まあ、でも、「える・おー・ぶい・いー☆」はきっと一生やることはありません(笑)*4

*1:正直、ほんっっっと正直な気持ちとしては私は「その手段の一つ」にしてほしくないんだダンスは。ダンスだけは!!!!そこはどうしても・・・。だって確かに色々できるけどさ田口は・・けどダンスは特別・・だもん・・。自称器用貧乏の、器用なもののひとつにはしないでほしいな。

*2:・・私からこの言葉が出ることのありえなさは分かる人にだけ分かってくださ・・

*3:そっちの

*4:はは。ごめん。まじむりwww